夏の青春といえば?甲子園?プール?海?
いやいや吹奏楽コンクールですよ。文化系部活代表格!吹奏楽部が熱く燃える季節です。
思い出に浸りたいのでお付き合いくださいまし。
楽器をはじめて3ヶ月での挑戦
何かしら部活に入らないといけないんです。運動は苦手、でも陸上はいける!ので本当は陸上部があれば入りたかった、けどなかったので、友人に誘われて入ることにした吹奏楽部。
この当時の私、相当自己肯定感が低い。底辺の自分。
「私なんて、吹奏楽はできない」
「私なんて、楽器は無理、楽譜なんぞ読めん」
もうね、無理だけど、いやだけど、気持ちが暗くなる。。。でも部活に入らないといけないし、
家庭科部とか面白そうと思ってたんですが、学年で誰一人入らないのでさすがにちょっと。。。
いやいや吹奏楽部へ入る私です。
他の部員は、小学校のころから吹奏楽をやっている人のみで、私だけ楽器もやったことがない、楽譜も読めないと言う状況。
しかし、でしゃばる感じの人がいないのでできない私に対してみんな優しいのです。
そこはかなり救われた点。
まあ、相当ビビりだったし、肝が小さかったんでしょうね。
吹奏楽に入ったことで、ここを克服していくことになります。
残酷な出演者数制限
当時の編成は2つあって、こんな感じです。
- 大編成 上限50名/課題曲・自由曲 地区大会→県大会→ブロック大会→全国大会
- 小編成 上限35名/自由曲 地区大会→県大会→ブロック大会
我が校は小編成で出場。部員数は37名。
つまりです。2名だけ出場できず、大多数の35名は出場できるとことになる。
これは残酷。
オーケストラの降り番とは違うよ。コンクールだよ吹奏楽だよ。
そして、初めて3ヶ月の私は、どうせ出れないだろうな。と思ってました。
一番できないし、1年生だし、、、、
自分はいつもこんな役回りです。慣れっこだよ。
おちゃらけていればね、かわいそうとか、惨めだろうななんて思われないだろうし、いつも通り笑ってよーって最初は思っていた。
でも、若いね。3ヶ月でもある程度形になったんですよ。
それに、毎日練習しているからさ、考えて見ればこんなに練習したことがなかったな。やらされているとはいえね。
そうなってくると覚悟はしているものの、「出れない」と言われることが怖かった。
遂に出演者の発表
コンクールの1週間前くらいだったと思います。
全体練習の冒頭で、出演者について発表がありました。
今回は、すみえちゃんと、ゆかりちゃんに裏方に回ってもらいます。
あれ?にぼしちゃんは?でれちゃうんのかい?
すみえちゃんは一生懸命練習していた3rdクラリネットの1年生
ゆかりちゃんはサボってばかりいたアルトサックスの2年生(まあこれはね。。。)
どちらも同じ楽器で同じパートを吹く人がいる。
「ああ、そういうことか」私は自分と同じ音を演奏している人がいないから編成的に外せないんだ。
すみえちゃんは泣いていた。
一緒に練習してたし、いろいろ教えてくれたし、物静かで優しい友人です。
すみえちゃんの涙の分も託されたと思いました。
編成上、除けない楽器だったから、今回は私が出場できたと言うことと理解してます。
もちろんそんなことは先生も言わないけどね。
地区大会に出てみる
コンクールの前に同じ地区の学校が集まってやる演奏会があってそれで一応最初の出演は果たしたので同じもんだと思ってましたが、決定的に違う部分が「審査されること」
最後には賞が付与されます。
全ての出場校に三つのいずれかの賞を付与。
- 金賞
- 銀賞
- 銅賞
ちなみに、規定時間オーバーなどをすると賞は与えられません。
賞は絶対数で付与されますが、県大会への出場枠数は限りがあるので、おそらく水面下点数化されていてその点数の高い上位5校が上に上がれると仕組み。
なので、金賞が少なくい場合銀賞の上位校は県大会へ進めたりします。
結果は金賞、県大会出場です。出場校数は30校でしたので、まあ素晴らしい結果だったのではないでしょうか。
賞を読み上げられる時のシーンと静まりかえった会場。
読み上げられた後の歓声。
これはね、独特の空気感があります。もし良ければお近くの地区大会を見に行ってみてください。
県大会は1週間後
ふわふわした感覚。
審査されることと、ただ演奏会に出ることとこんなにも違うものかと思い知りました。
もちろん、自分は出させてもらっているだけで、貢献はしてないと思ってますよ。ありがたい。先輩すごいって。
で県大会がすぐきてしまうので、その1週間はできることはあまりなかったです。
そして、県大会当日。
初めて訪れる県庁所在地。「とっ都会や(田舎だけど)・・・・!」と興奮。
そして、今までのホールとは、規模が違う。。。大きい!
ひえーー。
あと、都会の学校(って言っても田舎だけど)の生徒が集まっててなんか怖い。。。
県大会だけあって、上位校だけだし、ここにきて変な緊張が、、、、(まずい緊張)
めちゃめちゃ目立つところで音が出なくなるアクシデントが、、、
やってまった・・・・
しょんぼり・・・・
結果は銀賞。上の大会へは進めずです。
戦犯は私です。。。とばかり責任感が。
元気がない中、家に帰りましたが、この失敗がね、燃え上がらせたんですよ私の心を!
来年リベンジしてやる!!!!!
入部した時の私はどこへやら。ここから燃える闘魂がはじましました。
この大会の後、現在も使っている楽器を購入してもらいました。