アマチュアオーケストラに所属している私。エキストラに入っている人見たことあるような・・・はさておき、
のだめとは違ったテイストで見れる。
ドラマだから?プロオケのレベル
のだめを見ていても、
リバーサルオーケストラを見ていても、
プロオケで、レベルが低いところがマエストロによりいいオケに変わっていくというストーリーですが、
「レベルの低い」をアマオケのレベル低いレベルに表現しているみたいで、プロオケで低いレベルって実際は音楽やっていない人から見たらレベル低いに映らないんだろうな・・・ということでドラマ的な誇張表現なんだろうなと思って見ております。
アマオケの場合、平日は本業をやりながら練習をして休日はオケの合奏練習に参加するパターンが多い。
その休日の合奏練習は、平日にそれなりに練習してこないとついてはいけないレベルでして、レベルの高いアマオケならばそれなりの聞き応えがあります。
それでもアマチュアです。
アマチュアとプロとでは全くの別物。
ただ、リバーサルオーケストラの方はのだめ程の誇張表現はないなというところと、
オーケストラの練習風景が割とアマオケしていてもあるな〜というシーンもありで楽しめました。
バイオリンを弾く演技ってとても難しいですので、そこは「弾いているふり」というのはバイオリンをやったことがある人がみればハッキリわかってしまうところです。もちろんそんなことは分かりきっているので気になりません。
音楽だけでは食べていけない問題
2話で、プロになったものの有名なオケに入れなかった人は、それだけでは食べていけないのはあるあるなんだと思います。
副業として音楽を教えながら楽団に所属するのが現実的。
プロオケは数が限られているし、
それでいて音大を卒業する人数はたくさんいる。
音大に入るには相当な練習期間が必要なめ、法学部入ったから法律家になる必要がないと同等の置き換えはできないな〜と感じます。
だって法学部はいるのに、受験科目に法律の科目が入っていないですけど、音大はバリバリ音楽の実技が必要なので、考えてみれば変な感じ。
話を戻すと、
アマオケには、プロの先生が何人も指導に入っています。
本業のオーケストラの楽団員としての仕事をしつつも、
アマチュアオケの指導で謝礼をとったり、
音大受験の指導をしたり、
自分の技術を人に伝えるということでも生計を立てていくことになります。
ただし、これもそこまで席はないのが現実なんだと思います。
音大をでて、人より秀でた演奏をしたとしてもプロにならなかったら「趣味」と一括りにされるのは過酷な現実だなと思います。
私は音楽の近くにいたので、このプロ手前レベルの人を多く目にしてます。
私のように本当に「趣味」の枠と同じ括りしてしまうにはおこがましい位素晴らしい演奏をするのですが、プロではなくアマチュアになります。
なので、2話でフルート奏者の彼が生活が立ち行かなくなりこの先状況が良くならないことが見えて、「楽団を辞めて家業をつぐ」と決意した彼に、主人公のコンマスが「あなたには演奏する場所があるのだから」という言葉の重みをすごく感じました。