
この記事はこんな人にオススメ
- 社会人になってやったことがない楽器を始めたい
- ピアノはやったことがあって楽譜は読める
- 吹奏楽はやったことあったけど弦楽器に憧れがある
- 全く楽器はやったことがないけど、音楽は好き!
あの楽器を習得できたらな・・・始められないまま、
時が流れて大分大人になってしまった。。。
仕事やプライベートが忙しいかったけど、子育てが忙しかったけど、
ちょっとだけ時間に余裕ができるタイミングができてきた!
さあさあ、今がチャンスの神様がやってきておりますよ!
ということで、
30代後半になってから新しい楽器、、、それもヴァイオリンに挑戦した経緯をお話しします。
大人になってから全くの新しい楽器にチャレンジしたいと迷っている方に参考にしていただけると幸いです。
最初のハードル!周りに経験者がいない!
ずっとずっと興味があったヴァイオリン。
始めるまで時間がかかったのは、「何から始めて良いのか?」を聞く人が周りにいなかったこと。
ネットで調べればいいやんけ!とツッコまれそうですが、
検索すると広告ページのようなところに行き着くので、
何か買わされそうという予感しかなく、
有益な情報へたどり着くのって結構難しいものだなと思いました。
高貴なイメージがありハードルが高く感じてしまう
あと、イメージなんですがヴァイオリンって金持ちの趣味な気がして、
そういう裕福な家庭に育ってきていない自分になんとなくコンプレックスを感じて、
気後れしてしまって、踏み出しずらかったです。
それでもでも、ヴァイオリンやってみたい!という気持ちがずっとあって、
誰かの紹介とか、そういったきっかけでなくて、自分の中からでてきた希望です。
何かしらのとっかかりが欲しかったので、
私の場合、学生時代に吹奏楽をやっていて、
そこで経験がある楽器でアマチュアオーケストラに所属してから、
ヴァイオリンに近づいてみようと思ったんです。
ただ、吹奏楽の経験はあるものの、
管弦楽は初めてのチャレンジ。同じ楽器とはいえオーケストは未経験です。
それでも未経験楽器からオケに挑戦するよりも、
経験楽器でオーケストへ侵入する方がグッとハードルは下がります。
そう、「ヴァイオリンでオケにのる」ことをヴァイオリンスタートの目標地点として定めました。
大人になってから楽器を始めて一体どこへ向かっていくの?
子供で始めたって、プロになるぞ!なんて始める人も少ないと思いますが、
楽器を習得していく過程に学びがあったり、
コンクールとかにでて賞を取ることや、
やっぱりすごく上手くなるんですよね。
しかし大人で始めても
プロにはなれないし、
コンクールに出たりはしないし、
成長の過程で学ぶなんてことも今更ですし、
何より子供から始めた人に比べて、悲しいくらい上達しないです。。。
目標や目的をどうするか?をある程度考えていないと、即時挫折は目に見えてます。
繰り返しになりますが正直、楽器は子供のうち、子供でなくてもできる限り若い方が有利です。
大人になってから頑張っても子供の頃からやっている人に到底敵いませんし、
同時にスタートして子供と比較しても全く違います。
言葉の習得に似ているなと思いました。ネイティブには叶わない!といったイメージです。
私は知っております。
楽器を習得するには、時間がとってもかかる。
目標なしに膨大な時間を使うなんてことはできないのです。
なので大人なりの目標は必要なんです!!!
それはやりながら模索するでもいいと思ってます。
目下私が企んでいる目標は・・・
アマチュアオケにヴァイオリニストとして入団する!
です!!!!
サッカーやったことがない人が、アマチュアのサッカークラブに加入するといった、
別のパターンに変換してみるとなんだかとてつもない無謀なことのように思えてきました・・・
しかし、さっきの話、私には吹奏楽で経験したことがある楽器という武器がございます。
オーケストラに入団!

まさかのヴァイオリン始める前にオケに入ってしまうとう奇策に撃ってでました。
もちろん持っている武器はヴァイオリンではございません。
ホルンです。
まずホルンの見学者として侵入しました。
そしてそして始めて近くでお目にかかりました。「ヴァイオリン!!!」
武器にホルンがあるものの、吹奏楽での経験しかなく、
学生の頃から大分時間が経ってしまって、すっかり初心者に戻ってしまってました(涙)
そして、オーケストラのホルン、吹奏楽の時と比べると随分存在感がありました。
どのパートも大事ですが、目立つパートや出番が多いパートというものがあるんですが、
吹奏楽のホルンは存在感は薄めです(少なくとも私が所属していた楽団では)
オケではホルン楽しいジャン!!!という位素敵なポジションでした。
で、見学ですが、もちろん合奏に加われるので、そのばで譜面をいただいてやってみました。
譜面をみるのも久しぶりで、読めない!!でもでも楽しい!!
ホルンパートの人、面倒見がよくてすごく助かりました。
そして、合奏に吹奏楽ではいなかった弦楽器達の音が存在していて、なんと美しいことか。
ヴァイオリンさんもホルンの目の前にいます。
演奏する後ろ姿を見れるのは、演奏者ならではの景色とうことでまたもや感動。
ヴァイオリン始める前にホルンでのポジションを確立することに翻弄していくことになるのです。
あれ?ヴァイオリンはいつ始めるんだい?ってことなんですが、このあと始めるのは2年後位あとです。
はい、オーケストラに入団したことでホルンがとっても楽しくなってしまいました。
そもそも楽器を持っていたんだね
そうそう、持っていたんですホルン。
中学生の頃に買ってもらいました。
ホルンとっても頑張っていたので、お金持ちではないんですが親に買ってもらいました。
ものすごく頼み込んで。
始めてここまでハマったことなんで、親も覚悟してくれました。
でも、高校生になって、所属した吹奏楽部で心が枯れてしまって・・途中で辞めてしまったんです。
最後まで続けられなかったという罪悪感と、でも仕方なかったなと思ってます。
オケに入ることでヴァイオリンが身近な存在になる
オケに入ることで、やはり大きいことはヴァイオリンをやっている人と関われることです。
コンサートの舞台と客席の距離感だと、舞台にいる人って特別な存在に思えます。
でも同じ舞台にいる人だとどうでしょう?すごく身近な存在になるんです。
そして結構多かったんです。初心者ヴァイオリニストが!
もちろんオケのレベルも色々あるんで、私はヴァイオリンに移行することを見据えて
初心者向けの楽団に入ったので、弦楽器全般、初心者が多かった。
そして、定年退職しされた方の趣味として始めたという人も多かったです。
初めての楽器で、オーケストラで演奏するってことまではできるんです。
この事実がわかりましたが、、、弦楽器って音をとることが非常に難しい。
大人になってから始めた人はこれが取れない。
いわゆる「音痴」の状態から脱することが難関。
正直これはひどいな・・という人は多かったです。
管楽器の私からすると意味がよく分からなかった(管楽器もそれなりに音程を安定されるのは難しいので)。半音近くズレるという感覚が。
パート間の壁
オケは人数も多いので、練習に参加しても他のパートと関わりがしばらくあまり持てなかった。
その代わり同じパートの人とは密にコミニュケーションをとっていきます。
ヴァイオリンパートの人と関わりが持てたのは、楽団内の新年会とかだったと思います。
そこでヴァイオリンの人にどうやって始めたらいいか?と聞いたところ・・
「ヤマハでやっているスクールに入ってみると良い」との回答。
まあ、予想はしていたが、、、やはりそうだよね。
楽器はどこで買ったらいいのか?とか
最初はどれくらいの価格帯のやつがいいのか?なども
聞きたかったんだけど、伺った相手の(ヴァイオリン始めたいといった際)あまりいい顔してなかったので、それ以上は聞かなかった。
オケに入る前は、ヴァイオリンをやる人って周りにいないし、
高貴なイメージを持っていたけど、
オケに入ってしまえば、ヴァイオリンはいつも見かける身近な存在になってしまうので、
ここまでくるとあとは行動するだけだなとなってきました。
でも一方で憧れる気持ちがなくなってもきました。
遠回りし過ぎて、気持ちが熱い所から冷めてしまったのでしょうか。
行動するだけの熱量がございません。
弦楽器の人も元は吹奏楽の人が多かった

管楽器から弦楽器へ移動した人も結構いることがわかりました。
彼らはどこかのタイミングでクラリネットや他の楽器から転職したのです。
学生時代、吹奏楽部はあってもオーケストラ部がある所は数少ないですし、
音楽が好きならば当然最初の選択肢に吹奏楽が入っているはずです。
大学へ入ればオケはあると思うので、そこからという人も多かった。
大学から始めましたという人は、その後大人になってから始めた人より、何段階も上の実力でした。
吹奏楽時代に身につけた「耳の良さ」も役立っているのではないか?とも思いますし、
学生時代の練習時間はかなりの財産になるはずです。
で、管楽器から弦楽器に移動した人に「どっちの方が楽しい?」と聞いた所、
なんてつまらない質問してくるんだという顔をしながら、
「大差でこっち(ヴィオラ)」と言ってました。ちなみにその方は、
トロンボーンをやっていたので、それとの比較になります。
自分のパートを批判されたわけではないけども、
管楽器パートにいる立場としてちょっと寂しいなと思っちゃいました。
金管楽器、体力きつい問題
正直、オケに入ってホルン楽しいので、このままでもいいかも!となっていました。
でも、今のうちに手を打たねばならない現実をみてしまいました。
同じパートは年齢層が、20、30、40、50、70代と幅広く分散しています。
- 20代、流石の体力!スタミナを使う高音連発のチャイコフスキーの1stをやり切ってます。
- 30代(当時の私です)、ブランクもあり。でも素晴らしいスピードで挽回中!
- 40代、大活躍です!低音・高音どっちもやれまっせ!
- 50代、上吹(高音担当)。ロングトーン、低音が息続きません。。。
- 70代、・・・なんの音を吹いているのか認識できていません。。。
明らかなる失速感。ベテランになるにつれできなくなっていく。
スポーツか!!という位確かにスタミナとの勝負です。
金管楽器は非常に体力を使います。
なぜなら、音を出す仕組みが「筋肉」に依存しているから。
口周りと、腹筋に、金管楽器用の筋肉をつけておかねばならないのです。
あと楽器も重いですし、それを持ち上げて演奏するとうこともどんどん辛くなります。
そして、失敗すると「目立つ」目立つのには理由があり「ソロ」だからです。
その音が主役の場合にやってまうのです。管楽器、基本ソロがあります。
一方、弦楽器の方が年齢層高めです。
おじいちゃん、おばあちゃんもサラサラ弾いています。
これはっ!!転職準備をススメねばと決意した瞬間です。
仕事をやめてからもオケはやりたい。歳をとってもできる所までやりたいのです。
と決意した所で本日はここまで!続きはまた今度!
