ドキリとするタイトル・・・
これは映画、「ずっと独身でいるつもり?」のタイトルです。
そう、私は41歳独身で、友人はみんな既婚者。
同然のごとく、このセリフはずっと言われ続けているものです。
「結婚すれば幸せになれる」正解のようで、間違いのような、間違いのようで正解のような・・
アマゾンプライムで視聴できたので、見てみました。
婚活系で不安を煽るだけの映画じゃないかな〜と思ったら、
いやいや、よかった。
何となく自分の進んでいる道に希望が持てるようになりました。
結婚していない自分はどこか欠陥があるの?
- 映画には主人公の36歳大ヒットした書籍のライター、
- その書籍を心の支えに自立した女性として生き抜く女性、
- その友人である自称イクメン夫に対して小さい不満を持ちながらSNSフォロワーを多く持つ主婦
- パパ活女子として生計を立てながらも若さを失うことに怯える港区女子
この4人を中心に展開されていくのですが、
見ていてすごく心がヒリヒリしてきました。
それぞれ、みんなしんどそうなのでして、
それぞれ、自分の中にあった自分や今の自分だったり、少なかれ誰かしら思い当たるフシがある痛みを登場人物が
見ている人の心の中を炙り出してくれるような感じに思えました。
結婚しなくとも結婚しても1人で生きていけるチカラは必要
タイトルからすると、既婚者には響かないタイトルだと思いますが、
中身は「結婚した人」に向けても作られているように思いました。
まあ、私は結婚していないから、本当に既婚者にも響くのかは不明ですが。
それは結婚すると「経済的に自由でなくなる」ことです。
- いずれ専業主婦になってほしい
- 子育てを任されっぱなしで仕事も美容院へ行くことすら自由にできない
- 夫のいいなり
みんな経済的自由を奪われた状態だな。。。と思いました。
いずれ専業主婦になってほしいって、一見「いいな〜」って思ってしまいましたが、
でも共働きの方が経済的にも楽だし、今の人って専業主婦志望よりも、共働き志望が多いのでは?とここだけちょっと違和感を感じてました。
じゃあ、メリットが少ない方のに何でわざわざ仕事をして欲しくないのかな・・・?って思った時に
その裏の目的を読み取ったらゾッとしてしまいました。
それが見ていてしんどそうでして、、、、
主人公の母がいうのです、
「私のように夫の言いなりになってしまうような生き方ではだめだ。結婚しようがしまいが1人でも生きていけるようでいないと」
そうだよね、確かに。
孤独死のほどんどは既婚者
独身の人は「1人でかわいそう」
確かに可哀想かもしれないですが、
年がら年中、寂しがっているわけではございません。
そして、一番心配される老後。
1人で、結婚しないで、年取ったらどうするの?問題。
これもよく言われますね〜
独身どうしで集まって「互助会」つくってみんなで暮らそうなどと、
独身の登場人物たちが言っている姿を見た既婚者の主婦は、その姿をきらきらした目で見るのです。
「私も互助会に入れて」と、
何言っているの?夫も子供もいるじゃん!って思ったのですが、
「知っている?孤独死のほどんどは既婚者なんだよ」と衝撃の事実。
結婚していない人だけではなく、結婚した人は老後は寂しくないなんてこともないのだと気付かされました。
何が幸せ?
映画なので、結末というか落とし所はあって、めでたし、めでたしとなった感はありましたが、
相手に依存しない、世間の目に振り回されない、自分の心にどれだけ正直に生きれるか?で、
見ている自身が考えられるように余白は残してました。
物語の最後の方、主人公が言い放った言葉。
何だか自分の中にあったモヤモヤを代弁してくれたかのようで、
スッキリしました。
そして、私、別に独身主義ではないですよ。
結婚をできたらしたいです。
でも、そういう人がいたらの話。
見つけられられなかったら、このまま1人でも生き抜いていけます。
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