仕事をする上で、「尊敬する人」との出会いは、自分を成長させてくれる。
ただ、この尊敬する人は、
結構な確率で「運」もあります。
そして、四葉のクローバーを探しみたいで、四葉があるところには固まってあるけど、
ないところはないように、
尊敬する人も割と固まって存在してます。
転機になった部署異動
私は、新卒以来、仕事で尊敬する人に出会ったことがありませんでした。
「世の中どうせこんなもんだ」と人生諦めていた時間が10年位続きました。
しかし、人事異動で一変します。
優秀な人に囲まれ、
しかも人柄も尊敬できる人ばかり。
四方を尊敬できる人に囲まれた状態になりました。
棚から牡丹餅?
幸運としか言いようがありません。
自分のその時の幸運をかき集めて、そうなった感じがしました。
優秀な人に囲まれての仕事は、ついて行くことに必死。
何度も振り落とされそうになりながらも、「相手を蹴落とす」ような職場ではないので、
ついてくる気持ちがある人には、優しい現場でもありました。
優秀な人の仕事ぶりを真似るのですから、メキメキ成長することができ、
社会人になってから、この時期程自分が成長できた時はありません。
優秀な上司はここが違う
怒らない・叱らない「言葉を選ぶ」
私が期待していた程、あまり出来なかったとします。というかそういう場面がありました。
どうにもこうにも、これはマズイぞという仕上がりです。
「もうこの場から逃げたい!!!」と自分でもわかっていて、
責められたり、
呆れられたり、
焦って代わりの人をたてたり、
そういった対応を受けても仕方がないと思った状態でしたが、
「合格は出せないけど、何回かプレゼンの練習をすればいいから、次回は3日後にもう一度みます」
と、なんとか人前に出せるまでこの練習会を繰り返し付き合ってくれました。
20人位の優秀な人を束ねるマネージャーが直属の上司でしてその人と、その上の営業統括部長が一番下っ端の私に付き合ってくれました。(最後は取締役もです)
最終的に合格が出たときに、
「最初の時は、どうなっちゃうのか心配したけど、これなら自信を持って大丈夫!」と言ってました。やっぱりそうだよね、でも大丈夫になったタイミングで「あの時は心配した」と本音を口にしてくれて、「部下の気持ちを尊重して、言葉を選んでいる」とことが素晴らしいと思いました。
今までは「部下だからきつい態度をとってもいい」というマインドの上司が多かったので、衝撃でした。
いい部分を見つけて伸ばそうとする
ダメな部分を指摘してくる人は多くいます。
しかし、いい部分を見つけて、そこを伸ばそうとしてくれる人は少ないです。
私は自分のいい部分がわかりませんでした。
仕事ができない
できる社員のサポート役でしかない
自分じゃ何もできない
自分のことをこんな人材と信じてました。
しかし、尊敬する上司は「いい部分」に注目してそこを伸ばそうとしてくれました。
あなたは、
これができる!
ここがお客さんから信頼されている!
こんな力もある!
「調子に乗るから言わない」と褒めない人がいますが、
「調子に乗る」のどこが悪いのでしょうか?
「調子が下がる」「調子が良くない」ことを望むなら別ですが、
「調子が上向きになる」言葉をかけてくれる上司を尊敬します。
結果、収入も上がり、上司の手から離れても他の会社でもやっていけるようになりました。
その先を見据えている
異動したばかりの時、
自分が今までやってきた仕事からすると大きな変化で、やっていけるのか・・・・と心配になってました。
しかし、上司はもっと上を目指すことを望んでまして、
「”単なる担当者”にするつもりはない。戦略を立てて行動できるレベルになってほしい」と言われました。これは、上司の部下ではなくなった今でもお守りのうような言葉になってます。
この言葉のおかげで、今現在の仕事に就くことができたのですから。
優秀な人は留まらないで先に行く
会社の状況も目まぐるしく変化するなか、
優秀な人は「もうここではいいかな」と思ったタイミングで転職していきます。
十分いい待遇なんですが、さらに高みを目指して突き進んでいきます。
上司は何回か変わりましたが、同じ部署にいる間はみんな尊敬できる人達ばかりでした。
みなさん、もうその時の会社には今はいません。
私はもっとその上司と一緒に仕事がしたかったです。
そして、
いつかまた一緒に仕事ができる日を夢見てます。
そのためにも今の仕事で活躍する必要があります。
もう、ついていきたい人は私の周りにはいません。
自分が引っ張っていく立場にならないとです。
人の背中を追いかけていた時のほうが楽だったし、
今の自分もまだ力不足な部分が大きいですが、そんなこと言っていられません。