前職を退職して、
現在の会社へ入社してそろそろ1年になりますが、
この度退職することになりました。
なぜ1年で辞めることになったのか。
前職は勤続18年。ちょうど40歳を迎えた年にリストラされました。
40歳独身女 一人暮らし リストラされました
米国系外資らしいというか、
合併をすることで、同じ部署に人数がダブってしまうので、
余剰人員削減だったんだな〜と今は思います。
しかし、おかげさまで、再就職先はすぐに見つかり、
前の仕事を非常に評価いただいて、今の会社に入社することになりました。
まさに、捨てる神あれば拾う神ありです。
しかし、リストラではありましたが、今回はキャリアップをするための転職という位置付けで臨んだものでした。
キャリアアップしたいタイミングでちょうどポジションクローズになったので、
ある意味ラッキーだっのかもしれません。
同じ会社に定年までいるのは難しい会社だったのでいずれ転職はどのみち必要だったので。
今までは一般職でしたが、今度は課長職で採用されたこと、
新規立ち上げをやらせてもらえることに魅力を感じて内定承諾して転職した次第です。
しかし、、、
課長職ではあったものの、名ばかり課長でした。
実質的なポジションは、課長どころではなく、リーダーどことではない、つまり一般社員です。
部署は新規立ち上げと聞いていたので、まずは一人でもしょうがないと思ってましたが、
ずっと一人とのことで、、、、
周りを見渡しても
確かに他の同じポジションの人も一人でやっているではありませんか。
でも他の人と協力してやっていけば!!!と前向きに挑んでも
元々風通しの悪い会社で、協力しあってプロジェクトを達成することに撃沈。
外部委託の人だったら契約してもいいよと言うので、
協力会社さんにメンバーをアサインしてもらいました。
それが、完全に裏目に出たのです。
会社に冷めた瞬間があった
私の仕事をサポートしてくれる協力会社でアサインしていただいたメンバーが3人いました。
このプロジェクトのためだけに採用されたとのことで、プロジェクトの成功が必須。責任重大です。
一方で、経験上、プロジェクトそのものに少し無理がある・・・とは思ってましたが、
経営者肝入りのプロジェクトであることと、そのために私が採用されたこともあって
なんとしてもやり遂げないと!と言う思いで奮闘しておりました。
社内では一人で戦ってましたが、
サポートしてくれるその3人はたくさんのアイディアを出してくれて、
上手くいかない時も、打開策を出して何度もトライして改善していき状況も僅かながら好転していきました。
でも、経営者が思い描いていたような結果にはならず、
わずか3ヶ月で人件費のコストがかかる外部委託を切ると言い出しました。
私は彼らがすごく頑張ってくれることを上長に何度も伝えてましたが、
全く聞く耳を持ってくれませんでした。
結局、外部の会社との契約は打ち切りになり、
プロジェクトのために集められたその3人は職を失うことになりました。
私は非常に責任を感じていたし、
悔しかった。
このプロジェクトに変わることを企画を提案して、このために彼らが必要だ!と訴えたのも虚しく
何もできませんでした。
それでも、契約の打ち切りが決まってからも
最後の最後まで頑張ってくれました。
社内のプロジェクト会議で、
「本日、このプロジェクトに尽力いただいた○○さんの退職されます」と報告したら、
「それ、この場でわざわざ僕に言うこと?」とまさに契約を切った本人(=社長)が言うのです。
ちなみにその会議には、同じ業務委託の会社の別社員が参加していて、
その人はその言葉を聞いてどう思ったのでしょうか・・・
私はこの言葉を聞いた瞬間、
「ああ、この会社はだめだ」と冷めました。
そこからは、仕事をやる気が0になりました。
このままではキャリアがないものになってしまう
前職では、営業企画の所属しており、
シンポジウムの企画運営や、業界団体との価格交渉やプレゼン、
セミナーを開催したり、顧客を訪問したりと
同僚・上司、営業、マーケティング、顧客と協力しながら仕事を進めていき、
できなかったことを一つ一つできるようになっていって
すごくやり甲斐があり、仕事が楽しかった。
しかし、
現職ではそこまでのことは求められていないことに気がつきました。
さらに、プロジェクトが打ち切りになり、今やっている仕事は、
社長が考えたアンケートをひたすらメールすること。
自分が考えたことは一切できません。
言われたことをただやるだけ。
すっかり、魂を抜かれた人になっている自分に気がつきました。
今動けば、前職の職務経歴がまだ使えるかも・・・・
入社して半年のタイミング。
半年ですぐ辞めるやつと思われても
前職は18年勤務しているので、すぐに退職してしまう「それなりの理由」は聞いてもらえると思い
これ以上いてもマイナスにしかならないキャリアは損切りすることにしました。
転職先が決まる
前職の上司の言葉で、印象的で好きな教えがあります。
「職務経歴書を毎年更新していきなさい」
これは2つの意味があって、
一つは、
職務経歴書に書けるような仕事をすること
もう一つは、
いつでも転職できる準備をしておくこと
1年まとめて追加するのではなく、
成果・実績を挙げた時点で、自分の職務経歴書に追加します。
この教えを忠実に守り、思い立ったら即行動できる状態でおりました。
エージェントには前もって登録しておきましたので、
いい求人が出た時点で、即応募。
最初の転職活動よりもかかった労力がかなり少なかったです。
10社書類を出し、
2社面接まで進み
1社内定が取れました。
この1社以外で他に行きたい企業はなく、
今の会社に残った場合と、転職した場合どっちの方がいいのか?を考えに考え抜きました。
条件的には、文句なしに内定をいただいた会社がいいです。
あとは入ってみないとわかりません。
今更、今の会社に残ること考えたの???と思った方もいるかと思いますが、
実は、転職活動をしていたタイミングと
内定をもらったタイミングとで私の仕事内容が大きく変わりました。
言われただけのことをやるアンケートは相変わらずやってましたが、
その一方で、自ら志願して営業職に就いたのです。
実は営業がおらず、でも営業が必要だったのでそこにスルリと入った状態です。
営業やったことないけど、できるものですね!
色んな商談をやりましたが、
前職の経験が見事に活かせてプレゼンとかどんとこい!でした。一人営業は楽しかったです。
最終出社日
結局転職することを選びました。
一番苦しいところからは抜け出してはいたものの、転職を決めた新しい方の仕事に魅力を感じてました。
最終出社日、
前職では、花束と寄せ書きと志しをいただき、最後はスピーチまでしましたが、
今回は何もないんだろうな・・・まあ当然か。と思い最後の出勤をしました。
その日は、少しでも関わった人の席に挨拶に周り、
小さい会社だけど、1年いたけどほとんどの人を知りませんので、
同じプロジェクトの一部の人とランチして、
片付けも終わり、やることもないので、早めに帰ろうとしている時に
側にいてくれた2人がお菓子のプレゼントで用意してくれていて、
何もないと思っていたので、準備してくれていたんだな・・・とその気持ちが嬉しかったです。
最後は、セキュリティカードを返して、会社を出ると
何だか空っぽで、
不安定な感覚がありました。
もう、振り返ってもこの会社に入れないんだな・・・と
明日からもうここの人達には会わないんだな・・・と
毎日付き合っていた人とプツンとこの日を境に会わなくなるのは不思議な感覚です。
半休をもらってどこかへ寄り道をしてもいいのだけれども
気持ちが空っぽで、
真っ直ぐ家に帰って、横になって休みました。
涙は出ませんし、
笑顔にもなれません。
スッキリしたと言うわけではないです。
恋人と別れたみたいな感じでしょうか。
私は振られたことはないですが、
今回は振った側でしょう。
振る方の気持ちってこんな感じなのかもしれません。