小学校の頃、特別クラスというものがあった。
いわゆる、一般クラスではないクラスのこと。
特別クラスは10名に満たないくらいの人数で、
「おとなしい人」が多かった。
どちらかというと軽度、もしかするとグレーゾン位なのかもしれない。
その特別クラスだが、よく楽しいイベントを企画してくれていて、
それがとっても楽しみだったことをふと思い出したので、
思い起こしながら書いてみたい。
お店屋さん
お店を開いてくれることがあった。
売り物は、
普通の文房具、ノートとか購買で売られているようなもの
でもワクワクしていた記憶がある。
自由帳とかを販売してくれた。
お会計は特別クラスの生徒がして、横で先生が「何円預かって、お返しが何円」と伝えながらフォローしていた。
アルバイトなんかしたことがない自分も小学生だから、すごいな〜自分はできるかな〜なんて思いながらお買い物ごっこをしていた。
そうごっこです。
お金は仮想通貨です!
特別クラスの人が作った手作りのお金を使って買い物をするのです。
でもちゃんと商品はもらえるんですよ!
手作りクッキー
養護の先生はすごく優しい人でして、
その優しい先生はお菓子作りが得意。
よくそのお店屋さんごっごで、「くじ引き」で当たったら景品として手作りクッキーをくれました。
ワタシ、くじ運ってめちゃめちゃ悪いんです(笑)
引きが強い人っているじゃないですか?あれってすごいですよね。
そんなくじ運が悪いワタシでも1回だけ運よく当たったのがクッキーです。
素朴ですが、ワタシはあのクッキーを超えるクッキーをいまだに食べたことはないです。
愛情が半端ないのだと思う。
どんな有名パテシエが作ったクッキーでも一生超えることはないと思う。
特別教室という空間
ワタシが通っていた小学校では特別教室は閉ざされた場所ではありませんでした。
雰囲気も明るくて、
先生と会話するためによく遊びに行っていたような場所です。
でも、中学校にもあった特別教室は
非常に閉ざされた場所で、
誰が担任をしていたのかも思い出せません。
正直今となっては、中学校の特別教室は全く記憶に残っていません。
思春期という難しい時期ってのもあったのかもしれません。
ちょっと近寄り難いってのも正直ありました。
それが最後の記憶として残っていたのですが、
ふと、小学校の時を思い出したら
すごくカラフルなイメージが湧いてきました。
今美味しいクッキーを食べて
ふと思い出したのです。