いつの間にか母が年をとっていた

上京して20年以上が過ぎました。

上京するタイミングでの母は40代後半。帰省は頻繁にしているのでもちろん今現在72歳である母の姿は見ているのですが、自分の記憶の中にいる母ななぜか40代後半のままなのです。

背が高くてモデルみたいな母

昔の人の割には、母は背が高い方です。

あの頃から5cmも背が縮んでしまい、今は小柄な私よりも少し小さくなってしまいました。

母は、モデルみたいなすらっとした長身のスタイルで足も長く、他の家の母よりも都会的でデニムも履きこなしてしまう自慢の母でした。

服のセンスもよく、美人。

あまり私に干渉もしてこずさっぱりとした性格で、母が自分の母で本当に恵まれていたとその当時も思ってましたし、今でも思ってます。

母も年をとるのだ

人よりもセンスが良かった母。

服の着こなしだって、料理の盛り付けだって、すごいな〜と関心していました。

特に勉強をしたわけでもなく、本当にセンスでこなしてしまっているのですから。

しかし、やはり歳をとってくるとこのセンスも感覚が鈍ってくるのでしょうか。

センスいいと思っていた着こなしよりも、

「お尻が隠れる」

「首が隠れる」

を気にし出して、隠したい場所に焦点を当てたスタイルに変わっていきました。

年齢がもろに出てしまう箇所だから確かに仕方がないのですが、あのモデルのようなスタイルを維持するのは72歳にとってはかなり厳しいのでしょう。スポーツジムに通っているから、それでもまだ維持できているかもしれません。

頭の回転だって、どんどん鈍くなってきています。そしていよいよ自動車の運転で気になる部分が出てきました。判断の遅れや、視界が狭くなっていると感じる場面が多くなってきました。

この先はどうすればいいのか

母と暮らしたいなという思いが私にはあります。

ただ、それは今すぐの話ではなく、もっと先の話です。

母には長生きしてもらい、私はいつか会社を定年退職した頃に一緒いくらせたらなんてそんな理想を描いています。なので、60歳位でやめれるような経済的な自由を手にできる状態に持っていけないかなと最近思ってます。

私は、この先も一人暮らしでいたいわけではなく、パートナーだって欲しいのです。

叶うものなら子供だって欲しいです。

でも一人暮らしだって悪くはないです。

その時、その時で、家族のカタチはしなやかに変化していいのだと思ってます。