現在の家に引越してきたのは2011年です。
まだ私がアラサーだった頃。
20代の頃は引越しを3回しましたが、30代では今の家に1回きり。
これには訳があります。
収入が上がる度に引越し
20代の頃、最初に住んだ家は、家賃相場が低い地域の安アパート。
会社までの通勤時間も長く、治安もさほど言いわけではないので、友人には心配されました。
しかし、新卒当初手取りは15万以下です。
手取りの3割が家賃代とすると、5万以下になり、都内に住むには大変厳しい金額になります。
若い女性が住むような家(防犯がしっかりしている)には到底住めないのです。
なので、3年間、収入が上がるまでは耐えしのいで、手取りが18万になったタイミングで、引っ越しました。
それでも家賃は6万以下でないと生活は厳しいです。
やはり都内は難しいですが、横浜の方に出てば治安も割といい地域で6万円台で住むことはできます。
少し予算オーバーでしたが引越しました。
しかし、生活は厳しく月末は残り1週間1000円で過ごさないといけない日々が続きました。
それからまた3年後くらいから、手取り20万円になったくらいで、引越しをまた考え始めました。
「通勤時間の長さ」がどうしても辛かった。
1時間半かけて都心に出るのですが、歩いている時間はいいのですが、
電車に乗ってから満員電車の中を30分以上立ちっぱなしになるため、何度も貧血になり途中駅の医務室で休ませてもらってから通勤する日々を送っていました。
そんな中、東日本大震災が発生。
会社からとてもじゃないけれど歩いて帰るのは困難な距離。
また、数週間は交通網がマヒしていて、電車の本数も激減。
でも人はたくさん通勤してくる。
当時は在宅勤務なんてことは夢にも思わない時代でした。
会社から歩いて通勤は無理でも、いざとなったら歩いて帰れる距離に住んだ方がいいと実感しました。
ということで、3度目の引越しをして家賃も7万円台になりました。
この時は手取りの3割を超えてしまってました。
生活苦につきバイトを始める
本業だけの収入では生活がキツく、
友達との飲みにもあまりいけず、欲しいものも買えず、貯金は全くできず、でしたので
会社が終わったあとバイトを始めました。
仕事はなんとか18時に切り上げて、移動して19時〜22時までバイト。
体力的にもキツく、睡眠時間も少なく、
キツい日々を送ってました。
そして、一番悲しかったのが、苦労してバイトした給与は、本業と合算されて税金が引かれてしまうため、
なんとバイト代の2〜3ヶ月分はまるまる税金に持ってかれてしまいました。。。。
苦労して寝るまも惜しんで働いて、まるまる税金に取られるだけ。
「やってられない・・・・」
そう思いました。
バイトは2年程で辞めました。
その頃、ようやく家計にメスを入れまして、
今まで多くのお金を費やしていて、唯一の励みにしていた基礎化粧品代と、美容院代を削減することにしたのです。
基礎化粧品は、デパコスからドラックストアへ
美容院は表参道のサロンから地元の美容院へ
かなりの削減になりました。
そんなこんなで、10年が経ちました。
収入は上がっても生活水準は上げない
バイトを辞めたくらいから、本業だけでも食べていける様になってました。
しかし、20代〜30代前半にかけて友達と飲みにいったり、飲み会によく誘われてましたが、
30代半ばになると友達は家族を持つようになり、とてもじゃないけれど夜遊びにいったりはできなくなりまして、
私は出かける機会もガクンと減りました。
ようやく飲みに行ったりできる収入が手に入る様になった頃には、
飲みに行く友人は飲みに行けなくなってしまい。お金をそんなに使う機会もなくなりました。
と言っても、そこまで給与が高くはなかったので、ここで生活水準を上げてしまうと苦しい日々に戻ってしまいます。
アラサーの時の家賃水準のまま、
あの時に家計改善をした時のまま、
10年経っても同じ生活水準で生活しております。
そして思いました。バイトはしなくてもやりくりすればよかったのよと。