みぞみぞします。
2017年の冬に放送されたドラマ「カルテット」
ある日、“偶然”出会った男女4人。
夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた……。という物語。
カルテットは、ヴァイオリン1st、2nd、ヴィオラ、チェロの4名で奏でるアンサンブル。
大好きなドラマで、前にも一度見返したことがあるが、
当時と決定的に違うことがあります。
それは、、、、自分がヴァイオリンを弾くようになったことです。
弾いていないことがはっきりわかる
もちろん最初から「実際には弾いていない」ということはわかっていましたが、
実際に自分がヴァイオリンを弾く前は、
「本当に弾いているみたいだ・・・・」と思ってみてました。
映像と音楽がちゃんと合っているし、弦を抑える指も、音を出す弓も、見事としか言いようがない。
出演者も、松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生と実力者揃いもあって「流石や!」と一流俳優の実力を思い知るのです。
しかし、、、
ヴァイオリンを実際にやってから、もう一度ドラマを見返してましたら、
実際に弾いていないことがと目に見えてハッキリわかりました。
そのポイントは「ビブラート」
流れている音は、ビブラートがかかっているのに、ビブラートはかけていない。
チェロだけはビブラートをかけた演技でしたが、ヴァイオリンとヴィオラはビブラートまではかけてませんでした。
一方で、弦をおさえる左手の指使いに関しては、私自身が初心者であるためか、「合ってそう」としか思えませんでした。
ヴァイオリンを弾く難しさを知った上で、
弓の角度とか、指をおさえる演技とかタイミングとか、改めて「見事!」と思いました。
満島ひかりの演技がすごい
チェロ奏者であるスズメちゃんを演じる満島ひかりさん。
唯一ビブラート付きの演技でした。
チェロだけ見たら、本当に弾いているのでは?と思い続けてしまう程です。
そして、抑揚がついた動きも流石でした。
実際の音が素晴らしいことと、
素晴らしい演奏をしているように演じるってことは、実際の演奏でも必要だということにも
満島さんの演技を見て感じました。
そして、チェロ弾きかっこいいなってつくづく思います。
チェロにも手を出したくなってきました。ヴァイオリンもままならないのに!
松本まりかが出てた!
今や飛ぶ鳥を落とす勢いがある松本まりかさん
10話のゲストとして、ちょい役で一瞬出てました。
当時は知る人ぞ知る女優さんだったんですね。ブレイク前のまりか様がいます。
弦楽器の魅力を再確認できた
プロの音楽家としてやっていくことは難しいとう現実。
好きなことを夢にするか、趣味にするか?
趣味にできたら幸せで、夢にしたら泥沼で。
この狭間にいる人にとっては厳しい言葉だなと思います。
狭間にいない、完全に趣味としてやっている自分にとって、この言葉が響くところにはいないのですが、趣味にできていて幸せであることは間違えないです。
そして、私もアンサンブルやってみたいな!
ちなみに、このドラマで実際に演奏を担当している、QUARTET PAPAS(クァルテットパパス)さんの演奏はこちらです。
みぞみぞしますね〜♪