平成の方の「東京ラブストーリー」
月9
トレンディードラマ
バブル
「月曜の夜は銀座からOLがいなくなる」とまで言われた一世を風靡したドラマです。
あまりに有名で、放送当時は鼻水小学生のにぼしちゃんも存在は知ってましたが、
なんせ鼻水小学生な頃ですので、リアルタイムでは見ておりません。
その後再放送でみたことはあったけれど、その時ですらやはり小学生の頃。
結末は知っているが、意味がわからんちんでして、
「結局何で別れたんや?」とふと疑問に思ったので、
大人になった私ならわかるかも!!!と思ってアマゾンプライムで一気に視聴しました!
カンチが振られたのだと思っていた
小学生の頃見た時の記憶では、
カンチ(織田裕二)の故郷にリカ(鈴木保奈美)が一人訪れて、行方不明になっていたリカをカンチが探しにきて見つけた。
二人は何やら別れそうな関係性になっていて、この時にカンチの気持ちの整理の時間を与え、リカが先に駅に行き、この先も一緒にやっていくと思えたら16時の電車に時間に来て、ダメならばリカは一人乗って帰ると言い残して、一旦去った。
カンチは、決意して結局電車の時間に行ったが、結局リカは約束した電車の一本前に乗っており、駅のホームにハンカチに口紅で「バイバイカンチ」と残してリカはそのままカンチと別れた。
かなり正確に覚えていたのだが、
小学生のにぼしちゃんは、リカは約束の時間まで待たなかったのだから結局は「カンチが振られた」と思ってました。
しかし、関係はとっくに破綻していて、本当はリカが別れたくなく、カンチは気持ちが無くなっていたが、別れる踏ん切りがつかなかった。
最後の悪あがきで言ったことだったんだと大人の私は解釈しました。
リカとカンチはずっと両思いだと思っていた
リカが主人公だから、リカを応援したくなるストーリーでした。
小学生の私は、好きか嫌いかはっきりしていて、気持ちが揺れるなどまず全く理解できないことでしたので、どう見てもリカとカンチは相思相愛だと思ってた。
でも、恋愛によくあるパターンで、リカのような目にあっている女性は世の中に溢れる位いると思います。
リカは自分から積極的にカンチに接触して行き、カンチは好かれて悪い気はしないし、好きではあるが、そこまで積極的に好きなわけではない状態で、でも一時気持ちが盛り上がって付き合った。
本当に好きな女性 さとみは、親友の三上と付き合ったことで自分は気持ちに踏ん切りをつけて、いつもそばにいてくれるリカに惹かれたが、さとみへの気持ちをしまいつつもなくなってはなく、
結局さとみと三上が別れ、さとみとカンチが惹かれあっていく中で、カンチから距離を取られ始めるリカ。
リカは終始カンチへの真っ直ぐな気持ちを表していたが、
リカ以外の三人はかなり気持ちが揺れて、あっちへ行ったりこっちへ行ったりとしていて、リカが一番傷つく目に合ってしまっていた。
私が期待していたほど、カンチはリカへ気持ちがなかったんだな・・・とドラマを見返してわかりました。
全く気持ちがない訳ではなく、大事だけれども手放したくないけれども、もっと大事な人がいる。
最後までさとみ程、リカへのカンチの気持ちは大きくならなかったように見えた。
東京の当時の面影がない
ドラマに「東京」とついている位だから、今現在の東京のどの辺でロケしていたんだろ〜と言う目線でも見てましたが、
全くどの街なのかがわからない、建物も古めかしいし、駅も殺風景だし、ここ東京?と思ってよくよく街を見ていると、
表参道、恵比寿など出てきますが、
ここ表参道?ここ恵比寿?パルテノン前?
喫茶店も80年代っぽい感じで、バブル期にリゾート開発された地方の観光地にあるっぽい建物ばかりです。
ここ東京?(2回目)
30年経過するとこんなにも違うものかね〜。
にぼしちゃんはこのドラマの放送された10年後に東京に住んでますが、その時の風景とも何だか違う東京みたいに古めかしい。
表参道は、最終回に3年後リカとカンチが街で偶然再開するシーンがバッリチ表参道らしいです。
あのシーン表参道か・・・散々歩いているあの場所やん!
しかし、当時の写真を見てもどこや???三菱銀行・・・
ここか!!!!今は随分綺麗な街並みになったもんだ。
ちなみに、パルテノン前は、渋谷ヒカリエに建て替えられているようです。
パルテノン前・・・初めて聞いた
そして、
青島警部補!レインボーブリッジがありません!!
ここがどこかわかりました。
大砲の台場がある。
おおおお台場や・・・こんな殺風景なところだったのか
レインボーブリッジはこの視界の逆側にあります。
後ろを向くと・・・
お台場は昔も今もデートスポットなんですね。
遠くに見える建物は当時と違うけれども、公園の様子はあまり変わりませんね。
主人公はさとみで、脇役がリカ
原作を読んだことがないのでわからないけれども、平成のドラマ版はリカを主人公にしたから切なくて、人の心を動かす名作になったんだろうと思う。
王道のラブストーリーでいくならば、さとみが主役となり、
二人の同級生、
ちょっと悪い男だけど気になる三上と
いつも優しくして自分の事を見てくれているカンチ
二人からずっと憧れられていて、大人になって東京で再会。
最初は三上に惹かれ付き合うが振り回されて辛い目に合い別れる。
そんな辛い時もずっと慰めてくれ親身になってくれたカンチに次第に惹かれていくが、
カンチには付き合っている彼女が・・・でも二人はうまくいかなくなっていき・・・
カンチの彼女リカがロスへ転勤をきっかけにリカが身を引くことになり、カンチと付き合い結婚すると言う紆余曲折がありハッピーエンドとなるラブストーリーでございます。
本来は脇役であるリカにスポットライトを当てるとこんなにも切ないストーリーになるのだ。
物語の3年後、カンチとさとみは夫婦に、三上とさとみが別れるきっかけになった彼女が結婚するシーン。
唯一人なリカ。
「1人には慣れている」と言うリカに
カンチは「そんなのに慣れるなよ・・・」と、、、お前が言うな!!!
リカには幸せになってもらいたいと自分を重ねてみるのです。