一般的に、中小企業から大企業への転職は難しいと聞きます。
さらにそれが40代の転職となると難易度は更に上がります。
昨年の2021年にリストラされてから、大企業へ転職できるまでどういったことをしたのか?を語りたいと思います。
この記事はこんな方に参考になります
- 中小企業から大企業へ転職したい方
- 40代で初めて転職される方
- ベンチャーよりも安定志向の転職を望む方
日系大企業への転職難易度
世の中にはたくさんの求人があります。
職種によっては、人が足りずに常に求人が出ている職種もあります。
逆に人気があり、倍率が高くなる職種もあります。
なので、難易度と言っても、希望する職種だったりで大きく左右されます。
なので、ここは一旦職種と言う括りは置いておいて、
もっとマクロ的に企業の括りでみた時の難易度でいうと、「求人数の多さ✖️人気」でみてみます。
ベンチャー企業
急成長していて常に人材不足であったりします。
新しいため、ネームバリューがまだなく人が集まりずらいので難易度としては低めです。
ベンチャーの良さは大企業にはない部分、スピード感とか若い頃から責任がある仕事ができるとかですかね。
ベンチャーと言っても、できたばかりのスタートアップから、メガベンチャーと言われるような社員数も多く知名度も高い会社もありますのでベンチャーの中での難易度というのはもちろんあります。
前職から転職する時にはかなりのベンチャー企業を受けたのですが、
「年齢層」がネックでした。
平均年齢が30前後がザラ。
筆者の年齢だと10歳も上なのに、部下になるなんてことで扱いづらいので敬遠されてしまいます。
外資系企業
新卒一括採用の文化がないので、基本は中途採用がメインなので求人はある模様です。
筆者は前職が外資系企業でした。
英語ができるならば外資系企業はいいですよ!
でも英語がネックになり誰でも狙えないというところで穴場です。
本社との会議があるので、当然コロナ禍以前10年前よりWEB会議が基本でしたし、
インフラに関しては本社が揃えてくれているものを使用するため、
日本オフィスの規模だけいうところの中小企業の規模でも大企業並みの設備は整えられておりましたし、実力主義でやった分だけ成果が報酬に跳ね返ってくるものいいところです。
日系大企業・中堅企業
難易度がグッと上がります。
日系大企業・中堅企業だと、新卒採用がありますし、安定性もあります。
更に大企業ともなるとネームバリューもありますし、
福利厚生だっていい。
給与水準だって高い。
となると、
人が辞めない → 新しい求人が出ない → 少ない求人に人が集まる
そして、ここを見逃してはいけない
「大企業への転職で歓迎されるのは、大企業にいた人」
なぜ中小企業から大企業への内定を取れたのか
じゃあ、なぜ中小企業に勤めていた私が、大企業に転職できたのか?
最初は、このラッキーな状況に気づいてなかった。
なぜなら、あまり会社規模は考えておらず(少なすぎは避けていたが)、「求人票にあるどんな人が欲しくて、どんな仕事をするか?」という観点で自分のスキル・希望と一致するものか?で探していたから、
その条件さえ一致すれば面接に呼んでもらえるだろうと思っていたからである。
しかし、そう単純なものではないらしい。
これを教えてくれたはの転職エージェントの人です。
ちなみに、筆者はリクルートエージェントを利用しておりました。
エージェントの方曰く、
- 従業員100名以下の会社から、従業員3000名以上の会社へは基本的に転職は難しい
- 「現職の会社規模」も選考にとって大きな要素の一つ(規模により求められるスキルが違う為)
- 新規事業で人が多く必要なタイミングであった
- 新規事業で新しい試みをしたく社内にスキルを持つ人がいなく経験者が欲しかった
- 職務経験で丁度ハマる人材だった
つまり一言でいいうとラッキーだったから。
参考になりませんか?なりますよ。
転職活動をしてみればいいのです。悩むならば内定とってから悩もうと思って行動しておりましたから。
そしてもう一つ
ポータブルスキルがあった。他社でも使える再現性があるスキルがあったから。
私の仕事は他社で使えるか?は
実際の求人票を見て、出てくるかどうかを周期的に調べておくといいです。
あれば安心しますし、
なければ、探して近しい仕事に寄せていったり、社内でスキルをつけるように動いてみたりするべきです。
転職は今後もすることを見越すと?
転職エージェントさんに言われたことがもう一つ
まだ内定出た段階で、次の転職の話をいうのはなんですが、
今後、ベンチャーで渡り歩きたいならば別ですが、
大手企業での転職したいと希望する場合を考えても今回はいい機会だ。
ということです。
次の転職は、数年経験したら40代半ばです。年齢的にはそろそろ落ち着きたいですが、
もう一度チャンスはあります。
また、このまま定年まで・・・・と考えた場合20年弱あります。
前職は18年勤務しているわけですから、あり得る話ではあります。
そして、定年まで働く場所としては悪くありません。
もちろん、ある程度の活躍していることが前提ではありますが、
いつまでも若くはありません。
活躍できている時もあれば、
くすぶっているいる時もあります。
ましてや、歳をとっていくので、経験は役に立つかもしれませんが、
斬新なアイディアは出にくくなっていきます。
「何だか古いな〜」とか
自分ではこんな斬新なこと!と思っていても「もう時代遅れだよ」と言われるようになっていくかもしれません。
今後転職するにせよ、
とどまるにせよ、
大企業のネームバリューと安定感は欲しい経歴であります。
大企業は難しいと言っても狙い目がある
とはいえです。
入るのがとにかく難しい大企業。
正面切っていっても書類選考で全落ちするだけです。
自信を無くして嫌になってしまいます。
特に、次の種の大企業は、転職市場では相当な難関です。
- 総合商社
- コンサルティング
- メガバンク・大手金融
- メーカー
エリート中のエリートがいて、
もはやおっかないです。
でも関連企業ならば知名度が下がり、難易度は下がります。
ということで筆者もこの大手の関連企業に転職を決めました。
今回はリクルートエージェントだけを利用しましたが、
前回は、リクルートエージェントに加え、JACリクルート、ビズリーチも利用しておりました。
で、なんで今回はリクルートエージェントだけ使ったかというと、
求人数が圧倒的に多いからです。
多くの職種を横串で俯瞰してみるにはいいと思ったから。
他社を使っていても、大抵リクルートエージェントでも同じ求人があるから。
今回は大企業へ転職が決まったのも、そもそもその求人を持っていたのがリクルートエージェントだったとういことも重要でした。
まとめ
40代でも中小企業から大企業へ転職するには、
- まずは転職活動をして自分の転職市場の価値を把握する
- ポータブルスキルを磨いておく
- 新規事業で人が欲しいタイミングを狙う
- 大手有名企業の関連企業を視野に入れる
内定取れるかどうかは、実際に行動してみないとわかりません。
行動してだめだったとしても、次の機会へ備えるための地図を手に入れることはできます。
とはいえ、活躍できる、やってみたい仕事をするためにまだまだ40代は道半ばです。