40代で初めての転職活動を振り返ってみる

40歳にして、初めての転職を余儀なくされてから内定が取れるまで活動を振り返ってみたいと思います。

結果キャリアアップすることができました。

退職勧奨される

転職活動のスタートは、退職勧奨をされた日から始まりました。

職を失うことが決定。

退職するまでにこの時点で残り6ヶ月の猶予がありました。

ここで会社がお金を払って、退職者が就職できるように支援してくれる「再就職支援」を利用できるとういので早速利用することにしました。

今まで一度も転職したことがなく、就活も20年前の出来事なので、こういった支援してくださる人の存在は大きいかったです。

再就職支援のコンサルタントとの面談

にぼしちゃん
にぼしちゃん

もう前を向くしかない!!再就職してキャリアアップするんだ!!!

自分を奮い立たせるかのごとく最初の面談に臨みました。

コンサルタントの方は、私の気持ちに寄り添ってサポートしてくださいました。

特に、退職を言い渡された直後だったので、精神的に「大丈夫ですか?」と心配してくださって、

そこで、張り詰めていた気持ちが緩んで、辛い気持ちが表に出てきまして、自分が自分に大丈夫かと言ってあげないとなって気がつきました。

やはり、どうしたって、「自分の意思で辞める」とう選択肢がなかったことは辛かったです。

にぼしちゃん
にぼしちゃん

なんで自分が選ばれてしまったの?( ; ; )

自己肯定感なんぞ無くなってまうです。

再就職支援のコンサルタントの方は、再就職をサポートすることだけでなく、

精神的に落ち込んでいる状況の人に適切な言葉をかけてくれるという存在で、

ここまでサポートしてくれることなんて本来はない特権だったなってつくづく思います。

アンラッキーだったけど、ラッキーだったんです。

キャリアの洗い出し&自己理解

キャリアの洗い出し

いきなり職務経歴書を書かず、箇条書きでもいいので、

  • 中学生の頃から、
  • 高校
  • 大学
  • 学生時代のバイト
  • 新卒の就職活動
  • 会社でのキャリア

とくかく、全てのキャリアを書き出します。

このキャリアの洗い出しを元に、再就職支援のコンサルタントと面談をします。

一つはコンサルタントが私がどういった考え方をしてキャリアを重ねてきたかを理解するのと、

私自身が自分の中にある形がなかったものを言語化することによって深堀ます。

学生時代からやるの???と思いましたが、必要でした。

なぜならば、「面接で聞かれるから」

40歳の私の学生時代なんぞ聞いて楽しいかね?って感じがしましたが、

聞いてくるんですよ。

自己理解

もう一つ、自分の強みや得意とすることを知るです。

私は再就職支援で利用できるシステムを使いましたが、ストリングスファインダーもやってみました。これは仕事を選ぶ際の参考になりました。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

  • 企画が得意ならば企画職を探すとか
  • 自分が大事にしている考え方は「裁量があるか」だから、面接の逆質問で裁量権を確認するとか

分析結果を実際に使ってみたりできました。

履歴書・職務経歴書の作成

職務経歴書

はい、一番大事なアイテムの作成です。

書類選考から、面接選考までずっと使うものです。

そして、この書類は一人歩きをして行ってしまうのです。

にぼしちゃん
にぼしちゃん

ちょいとお前さんそっちじゃないよ〜

とならないように、「事実をかっこよく」書く必要があります。

そして、かっこいい文書が書けないにぼしちゃん。

(本をもっと読まないと!インプットが足りてないやい)

再就職支援のコンサルタントの方に綺麗に言い回しを直してもらいました。

作業としては、職務経歴書のテンプレに、キャリアの洗い出しをしたものを埋めていきます。

文書を作る上でのヒント

自分がやりたい仕事の募集要項から「何ができる人なのか?」が一目でわかるような文書を引用する

求める人材

  • 重要なビジネスツール(Google Slide、Keynote、Microsoft各種ソフト)の高度な知識

スキルをこのように変換ビジネスツール(Google Slide、Keynote、Microsoft各種ソフト)の知識上級レベル

仕事内容

  • プロジェクトをスムーズに進める役割を担います。小中規模のプロジェクトにおいてクライアントから頼られる存在となり、案件の開始から完了まで一貫してリード頂きます。
  • 各プロジェクトにおいて合理的かつ戦略的な視点からのリード・スケジュール、予算、人材、承認 など

履歴書

履歴書の文書は、形式や慣習が決まっているので自由度は低い。

名刺の代わりであると心得て、見栄えを美しく。

そういえば、私が学生時代は履歴書は手書きが基本だったけれども、

今回の転職では一度も手書きの履歴書は使用しなかったです。

同時に、写真もデータを必ずもらえるプランで写真館で撮影するのが必須です。

一応、現像した写真をいただきましたが、一度も使いませんでした。

なんて楽なんだ!!

20年前の就活で、手書きの履歴書を書くことが毎回辛かった経験です。だってそんなに多く出せないじゃないですか。履歴書に貼る写真だってお金かかるんですよ!

エントリーシートだけじゃダメなのかい?と内心思っていたのでいい時代になりましたね。

転職エージェントへ登録

書類作成に1ヶ月半かかりました。

時間かけすぎやんですが、まあ、時間かかったよ本当。

ここまでできてから転職エージェントへ登録です。こっからスピードが一気に上がります。

書類ができた状態でエージェントに登録すると一番スムーズです。

だって何を紹介するのがいいのか?がすぐ理解してもらえます。

エージェントの担当者との面談時に紹介できる求人を準備しておいてもらえます。

この最初の時点の求人が一番です。

活動の後の方に出てくるものもいいのですが、この後全く紹介がないエージェントもありました。

私が今回利用したエージェントは、3社です。

  • JACリクルートメント
  • リクルートエージェント
  • ビズリーチ

結論をいうと、ダントツで良かったのがリクルートエージェントでした。

ちなみに私の場合一番使えなかったのがJACリクルートメント。ハイクラス向けのようで、全く相手にされませんでした。

求人数が圧倒的にリクルートエージェントが多い。

JACでも、ビズリーチでも基本リクルートエージェントで紹介されたものしか紹介されませんでした。

もし、リクルートエージェントを利用しないままだったら、失意の底にいたと思うくらい状況は違ってました。

エージェントによって、こんなにも状況が違うものかと。

なので複数社登録して、自分にマッチしたエージェントを見つけることも転職活動を成功させる重要な要素だったと思ってます。

書類選考

リクルートエージェントだと、

「とにかくたくさん出してください!」と言われましてもうバンバン応募しまくります。

と言っても、エージェントがやってくれるので、自分はポチッとするだけです。

そして、大量の「お見送り」をくらいます。

書類通過率は10%くらいが一般的のようですが、私の実感としてはもう少し高かったと思います。

一方、ビズリーチの場合、エージェントからオファーがきますので、良さげなエージェントとコンタクトをとってみます。

小さめのエージェントや、個人でやっているようなところからが多く、ITに特化など専門性が高いところもあります。リクルートエージェントだと大量に求人が送られてくるんですが、

程よい量を紹介してくれるところが使いやすかったなと思います。

JACリクルートメントは、最初だけカウンセラーのような方と面談をして、いくつか求人を紹介されます。その後は、企業担当の営業から、適した求人があればメールが来ますが、私の場合は結局1通しか来ませんでした。

面接

面接まで進めた企業は11社ありました。10社がリクルートエージェント経由で、1社だけビズリーチ経由でした。

この企業に対する面接はどんなことを聞かれるか?の情報をいただけます。

それを意識しつつ、想定質問と逆質問を準備しておきます。

あと、声に出して練習もしました。私は割とプレゼンだったり、面談だったり、準備をする際に声に出してみて「自分の中に腹落ちしているか?」を確認します。

腹落ちしていないことを喋るとよく伝わらない、自分でも何言っているか謎なことしか言えないので、「声に出す」はかなりのポイントです。

ちなみに全ての面接はオンラインでやりました。

めっちゃ便利です。だって、メモを見れるのですよ!

そして時間も有効に使えます。移動時間がないのですから。

コロナ禍の転職の利点はここにあります。

ちなみにバーチャル背景はね、見栄えがよくないので使わない方がいいのと、

部屋をきれいにすること、明るくすること(カメラにつけるライトを準備)はやったほうがいいと思いました。

これだけ面接しても、お見送り言われたのが、

「年齢の割に、本職務の経験が浅い」で断られました。

コテンパンに自信喪失です。。。

それを言われちゃ元も子もないやい。

やはり40代は「マネージャー・リーダーの経験」が問われているなと実感しました。

マネージングの経験がないことが、「年齢の割に経験が浅い」に繋がっているのではと推測です。

内定通知

内定通知に給与などの条件が記載されてます。

ここで行くか行かずか?

迷いがあるなら行かない、いいと思ったら行くです。

にぼしちゃんは運良く、いきたいと思えた会社からのオファーをもらえました。

金額は大幅アップとはいかなかったですけれど、それでもアップし、

何より、その会社が魅力的で働いてみたいと思ったこと、自分を必要としてくれていることが大きかったです。

そして、ここまでの期間は4か月かかりました。

内定承諾

オファーを受けることを伝えます。

これでめでたく両思いとなりました。

オファーを受けても、活動続けてもっといい条件のところを探してみたらと、元同僚にアドバイスをもらいましたが、いい会社と思えたので、私の再就職活動はここで終了となります。

転職活動を終えて

長かった、、、、

そして、目まぐるしい環境の変化や。

ここまで自分のことを考える機会なんてそうそう無いですよね。

  • 過去を見返す
  • 今を説明する
  • 未来を描く

周りの人からのフィードバックや、お見送り理由からわかる自分に足りないスキル。

自分の知らなかった自分にもみれました。

かなりの体力と周りの協力なしにはできなかったです。

感謝です。