友人の彼氏と会う 下北での思い出

初めて下北沢に訪れたのは、大学生の頃で時は2000年位でした。

きっかけは、高校時代の友人明子(仮名)が突然、「今日この後時間ある飲まない?」というお誘い。

明子は、神奈川県の横浜でも、川崎でもなく、奥の方の短大に通ってました。

なので、土地感がない当時の私は、東京で一緒に遊んだりできない遠い場所にいるものだと思ってました。

で、明子と会うのは高校卒業以来、そして明子は彼氏を連れてくる!他にも友達誘うからみんなで飲もうというのです。

まさか東京で会えると思っていなかったし、

お誘いがあったことも、彼氏を疲れてくることも、今日飲みに行こう!というなんとも、当時大学生になりたての私にとって東京ライフ的な感じも、嬉しくて嬉しくて、その日は当時お付き合いしていた彼とあう予定でしたが、事情を話したら快く送り出してくれました。

その会う場所に指定されたのが下北沢です。

ん!?おじさん??

彼氏っていうので、どんな大学生かなー同じ短大の人かなーなんて想像して、

爽やかな人をイメージしていました。

当時私は19歳だったので、歳が近い人はみんな若者ですし、まあ当然です。

「初めまして」と紹介された彼は、太っていて、目力が強い、メガネかけて、無精髭でヨレヨレのTシャツ着たおじさんでした。

「あれ???」っと何でこの人選んだのかな?と思ってしまいました。

で、人も全然集まらず、私と明子とその彼氏の3名で居酒屋に

ちなみに、当時は大学生になったら未成年でも飲酒は普通にできました。今は完全NGですよね。

私はこの時点で相当なる違和感をその彼に感じておりました。

でも明子が楽しそうなのでこの場だけは何とか乗り切ろうと我慢することに。

そしてよく喋る喋る。しかも上から目線で感じが悪い。

それを明子は「うん、うん」と楽しそうにしているんですが、私は抵抗感を感じて顔に完全に出てました。

そして、何故、誘ったのかを説明し始めました、

明子とその彼は「今日暇だねーー、これからお互いの友人に連絡取り巻くってどれ位集まるか競争しよう」ってことで声をかけたんだと言われました。

そして来たのは私一人だけだったという結果です。何も知らない私は来たけど、同じ目に1度会った人はもうこないでしょ。

これは友人関係を少し考えた方がいいな、と思いまして、その後その子とはその後東京で会うことはありませんでした。

で、話はまた下北での居酒屋に戻りますが、

ドン引きしている気持ちが顔にも出てましたが、言葉にも「お前嫌い」とうニュアンスを込めて発言を私はするようになってまいりました。

そして、そのおじさん、大学生らしいんです。おじさんなのに大学生?

駒○大学の2部に通っていて、本当は早稲田や慶応に入れるレベルだけど2部じゃないと行けない事情があるので敢えて、駒○大学の2部に通っていてる言ってきた。

明子も「うん、うん、とうなずき、そうなんだよね事情があるんだよね」と

なんか洗脳されていませんか????

ここで明子に何を言ってもどうにもならんと察しました。

「だったら、何故早稲田大学の2部行かないんですか?」と聞いてみたけど、話を完全にそらされ、ごまかされました。

昼間もバイトしているだけで、他に何をしているわけでもなさそうです。

ますます怪しい・・・胡散臭い。

もう帰りたい。。。と思いながら、彼の知ったかぶりで胡散臭い発言に対して、私のピリピリしたツッコミ、明子の彼の発言だけに対して「うん、うん」とひたすら頷きという地獄の下北の夜は何とか終了しました。

ある日また友人から突然電話がかかってきた

あの地獄の下北飲み会から半年後、その日以来突然電話がかかってきました。

内容は、「彼がレースクイーンを探しているんだけど、にぼしちゃんの友人で身長160cm以上の美人な人いない?」と

久々の電話がこれかい!なんかネットワークビジネスとかやったらこの子、私に電話かけてきそうだとこの時思いました。

もうね、自分の他の友人を変な目に合わせるわけにはいかんですよ。

で、この時お互いの共通の友人であるA子を出して、A子がいいんじゃない?

その条件にハマっているよと。

A子は気が強く、雑魚を相手にしない容赦ない性格。頭が良くて、誰といても常に優位なポジションにつくタイプの女性。そして近場にいない。関西にいるので手出しができないのです。

明子がそのA子直接頼めばいいのでそれを果たしてやるか?やらないと踏みました。

その後その彼と友人はどうなったか

やらかしましたよ。その彼やってくれました。

高校時代の他の友人B子が千葉にいるんですが、私はB子とは高校卒業以来、あってもなく、連絡もとったこともなかったんですが、それにはある事情があったんです。

私の時と同様、明子は、彼の指図で千葉の友人B子を、明子とその彼の人を試すようなつまらない企画で、呼び出したようです。

その後何と!その彼とB子ができてしまったようなのです。

B子は友人のグループから追放。

明子は別れることになるのですが、ここでやっと目が覚めたようです。

明子は本来まともな女性で、洗脳されていたんだと思います。

恋は盲目。悪い男に引っかかったら痛い目にあってようやく気付くしか特効薬がございません。

私は明子と、その彼とお別れした後に、友人関係は戻って、たまに二人でお茶したり、美味しいもの食べてああだこうだ、しゃべれる仲になりました。

高校時代の友人って貴重なのに、やっぱつまらないことで失うなんてもったいない。でもつまらないことで失うまでの仲だったということかもしれません。