汽笛は止まない!横軽廃線ウォークに参加してきた。(その4)

横軽廃線ウォーク、いよいよ、普段は侵入禁止エリアに入っていきます!

前回までの記事はこちら

その1

その2

その3

早速1つ目のトンネル

本日どこまで廃線を歩いていくかというと、熊の平までです。

引用:https://haisen-walk.com/

横軽区間は殆どトンネルの中、上の青い道が下り線で、ご覧の通り、2号トンネルから熊の平まではほぼトンネルの中を歩きます。

ちなみに、今回は熊の平まで行ったらアプトの道を通って横川へ引き返しますが、軽井沢まで突き進むコースの場合、軽井沢までほぼトンネルの中を歩くことになります。

1号トンネルまでと2号トンネルの間のみ、新しい方の廃線は外を歩くことができます!

この写真はその1号トンネルと2号トンネルの間。

今は秋でまだお隣の上り線を見ることができますが、

廃線になる前は、この上り線と下り線の間にある土手も綺麗に草が刈られていたそうです。これが廃線っぽさが出ている部分だと説明されて、なるほどと思いました。

高校生の頃の記憶が蘇る

こちらも下り線から見た上り線の線路です。

改めて地図で見てみると、横軽は殆どトンネルの中を走行。熊の平以外は殆どもう少しで横川に着く位のところで地上を走行するのですが、乗っていた当時はこの辺りも軽井沢だと思っておりました。

それもそのはず、お隣に軽井沢カントリークラブのゴルフ場がございまして、ゴルフ場があるな〜と思いつつ車窓からその景色を見た記憶が蘇ってまいりました。

2号トンネルは1km程歩きます。

こうなると、廃線になって電気も通っていないトンネルを歩くのだから途中から真っ暗な中を歩きます。

外を歩いている時は、雑草や、雨風に侵食されて古びた線路でしたが、トンネルの中は綺麗なもので、今でも電車が通って行けそうです。

しかし、上の写真の天井を見てください!大事な架線がございません!

盗まれてしまったようです。これはこの長いトンネルずっと先までないのです。

ハシゴを持ってきて、真っ暗なトンネルの中でとっていったのでしょうか。何ともびっくりです。

山歩きと違ってやっぱりラク

鉄道が通るには難所の急勾配であっても、緩やかな道です。言われてみれは坂道かもというくらいの傾斜です。

それでも長い距離を歩いていると登っている感覚が足にきます。

ああやっぱり上り坂なんだと実感。

そして、電車ってこの程度の勾配が難所になってしまう位に坂道に弱いのだと考えさせられました。

第二トンネルが終わり橋が見えてきました!そしてすぐに第三トンネルが向こうに見えております。

この橋は、鉄道写真でよく見ます。急勾配を上がっていくEF63が特急を押し上げていく姿。

引用:https://haisen-walk.com/history

上の写真は押し上げて行く方面ではなく、スピードを制御するための役目をしているパターンの写真ですが。

下り線(軽井沢行き)の橋の上から撮った上り線(横川行き)の橋の写真です。

かつての有名な鉄道写真スポットを現実に見ているのが何だか不思議です。

もう20年以上この橋には鉄道は通っていないのだけれども。

確かにこの写真勾配が急なのが分かりますね。

別に私が斜めに写真を撮ったわけではなく、橋が坂になっているのです。

この橋の上で休憩をし、第三トンネルを歩き熊の平をめざします!

続きはまた次回!